Archive of Vanished Flora
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窓草 Fenestrophyllum arenicola
Specimen · N°096 · 霧 · ▶ 動画あり

Fenestrophyllum arenicola

光を採るために地上へ出すのは、葉の先の窓だけです。

FOUND 29.2°S 16.9°E · 南アフリカ北西部ナマクアランドの沿岸砂漠  ·  ✝ EX · 最終確認 2021 年

窓草は、体のほとんどを砂に埋めて暮らす小さな多肉植物。棍棒形にふくらんだ肉厚の葉を地中でびっしり束ね、砂の上には葉の先端だけをのぞかせる。その先端はガラスのように半透明の「窓」になっていて、内部は無色透明の貯水組織で満たされている。強い光は窓から差し込み、透明な組織を導管のように通り抜けて、砂の下に隠れた葉の側面の緑の層まで届く。そこではじめて光合成がおこなわれる。体を砂に沈めているのは、灼ける日射と乾いた風から水を守り、草食動物の目からも身を隠すため。地表に出すのは、光を採り入れる小さな窓だけでいい。乾季には窓の上に薄く砂がかぶって姿を消し、雨や夜霧が砂を流すと、また透明な窓が現れる。

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肖像

縦型のまま / tap to play
FULL FILM · SNSにも公開

「砂の窓」

この記録映像は縦型(9:16)で制作され、SNSにも公開されています。アーカイブでは原寸の比率のまま収蔵します。

9:16 VERTICALFULL EDITSOUND ON
Narration · ナレーション音声
0:00 / --:--
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標本図版

8 枚 · ホバーで拡大
窓草 plate 1PLATE I
窓草 plate 2PLATE II
窓草 plate 3PLATE III
窓草 plate 4PLATE IV
窓草 plate 5PLATE V
窓草 plate 6PLATE VI
窓草 plate 7PLATE VII
窓草 plate 8PLATE VIII
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観察ノート

Habitat · 発見地
南アフリカ北西部ナマクアランドの沿岸砂漠。霧が届く海沿いの、淡い石英砂が広がる平地に点在する。強い日射と乾いた風にさらされ、雨はごくわずかで、水分の多くは夜間の海霧から得られる。
Local name · 現地での呼び名
砂の窓
Folklore · 現地伝承
現地では、砂漠を歩く者は足元に光る小さな窓を踏んではならないと言い伝えられてきた。窓は大地が空をのぞくための目であり、これを塞ぐとその年は海からの霧が来なくなる、と語り継がれている。
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発見地

Coordinates
29.2°S 16.9°E
南アフリカ北西部ナマクアランドの沿岸砂漠
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記録

光を採るために地上へ出すのは、葉の先の窓だけです。

体のほとんどを砂に埋めて、灼ける光と乾きから身を守っているからです。

南アフリカ、ナマクアランドの沿岸の砂の平地。

半透明の窓から差し込んだ光は、透き通った組織を通り、砂の下に隠れた緑の葉まで届きます。

そうして窓草は、姿を隠したまま光合成をしています。

乾季には窓の上に砂がかぶって消え、雨や夜霧が砂を流すと、また窓が現れます。

More分類・学名・語源などの詳しい標本データ
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分類

分類・標本データ
Scientific name · 学名
Fenestrophyllum arenicola  T. Okabe, 2018
Taxonomy · 分類
植物界 › 被子植物門 › 双子葉植物綱 › FenestrophyllalesFenestrophyllaceaeFenestrophyllum › arenicola
Voucher · 標本
AVF-096 · Holotype
Archive of Vanished Flora (AVF)
Conservation · 保全状況
✝ EX — 絶滅 最終確認 2021 年
Collector · 採集
E. Mori
2018-01-25
Synonym · 異名
Fenestrophyllopsis arenicola N. Drei, 2016
Protologue · 原記載(ラテン)
Herba parva rosulata, foliis crassis glaberrimis, floribus parvis stellatis. Typus: 南アフリカ北西部ナマクアランドの沿岸砂漠. Species iam extincta.
Discovered / Described
2018 / 2018
草丈 Height
5〜15 cm
生活形 Life form
多年草
葉序 Phyllotaxy
互生
染色体数 Chromosome
2n = 14
開花期 Flowering
夜明け前〜早朝の数時間
送粉 Pollination
夜行性の小型蛾
基質・pH Substrate
礫質・ほぼ中性
標高 Elevation
0〜15 m
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語源

学名の語源
Fenestrophyllum属名 / GENUS
語源は記録に残っていない
arenicola種小名 / EPITHET
語源は記録に残っていない
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